はじめに:Web会議の「お風呂場ボイス」気になりませんか?
「Web会議中、自分の声が部屋に反響して聞き取りづらいと言われた」 「書斎の壁が殺風景で、Zoomの背景が映えない」
テレワークが定着した今、こんな悩みを持つ方は多いのではないでしょうか。 本格的な防音室は数十万円しますが、実は数千円で「音の反響」を抑え、見た目もおしゃれにするアイテムがあります。
それが、今回紹介する「吸音ウォールパネル」です。
実際に私の書斎に導入してみたところ、コスパも見た目も最高だったので、今回は「手軽なニトリ」と「高コスパな不二貿易」の2つを比較しながら、設置方法や効果を詳しくレビューします。
1. なぜ「ニトリ」の吸音ウォールパネルなのか?
Amazonで「吸音材」と検索すると、黒いスポンジのような怪しい中華製品がたくさん出てきますよね。 私がそれらではなく、あえてニトリを選んだ理由は以下の3点です。
① 圧倒的な「おしゃれさ」と「質感」 ニトリの吸音パネル(吸音ウォールパネル)は、フェルトのような温かみのある素材で作られています。 木目調のデザイン(ナチュラルやダークブラウン)もあり、ただの「防音対策」ではなく「インテリア」として成立するクオリティです。書斎に貼ってもスタジオのような無機質さが出ず、カフェのような雰囲気になります。
② 驚きのコスパ 6枚セットや大型パネルなど種類がありますが、価格は数千円から手に入ります。 本格的な調音パネルが1枚数万円することを考えると、破格の安さです。失敗しても痛くない価格帯なのが嬉しいポイント。
③ 軽くて設置が簡単 非常に軽量なので、大掛かりな工事が不要です。女性一人でも簡単に取り扱えます。
2. 【コスパの別案】一気に雰囲気を変えるなら「不二貿易」
ニトリも素晴らしいのですが、もしあなたが「壁一面を一気に変えたい」「縦長のスタイリッシュなデザインがいい」と思っているなら、こちらの選択肢も外せません。
不二貿易 木製吸音ウォールパネル(幅40.5×奥行1.8×高さ80cm)
ニトリとの違いはほとんどありません。不二貿易のこのパネルも高さ80cmという大型サイズです。
- トレンドのデザイン: 最近の海外のYouTubeスタジオやオシャレなオフィスで見かける「木製スラット(縦格子)」のデザインそのものです。これを2〜3枚並べるだけで、部屋が一瞬で「プロのスタジオ」っぽくなります。
- 圧倒的コスパ: このサイズ感(高さ80cm)でこの価格は、正直ニトリ以上にコスパが高いと言えます。
【結論:どっちを選ぶ?】
- ニトリ: 小さなスペースにアクセントとして貼りたい、店舗で実物を見たい人。
- 不二貿易: 広い面積をカバーしたい、縦長のモダンなデザインが好き、Amazon等でサクッと買いたい人。
3. 【賃貸OK】壁を傷つけない設置テクニック
「壁に穴を開けたくない」という賃貸派の方も多いはず。 公式ではネジやピンでの固定が案内されていますが、付属のピンは少し曲がりやすいという口コミもあります。 そこで、私が実践している「賃貸でも安心な設置方法」を紹介します。
マスキングテープ+強力両面テープ まず壁に「マスキングテープ(養生テープ)」を貼り、その上から強力両面テープでパネルを貼ります。これなら剥がす時に壁紙を傷つけません。
虫ピン(極細ピン)を使う 100均やホームセンターで売っている「虫ピン」なら、抜いた跡が画鋲よりも目立ちません。パネル自体が軽いので、数本の虫ピンで十分に固定できます。
※壁の材質によっては付きにくい場合もあるので、目立たない場所で試してから貼ってください。
4. 実際の効果:Web会議の音質はどう変わった?
実際にデスク正面と側面の壁に貼って、Web会議をしてみました。
- 反響音(エコー)の減少: 手を叩いた時の「ビーン」という高い反響音が明らかに減りました。声の輪郭がくっきりして、マイク乗りの良い声になります。
- スピーカーの音がクリアに: 音楽を流した際も、余計な残響が減ったおかげで、低音が締まって聞こえるようになりました。
【注意点】 あくまで「吸音(音の反射を減らす)」であり、「遮音(隣の部屋に音を漏らさない)」効果は限定的です。 「隣人の話し声がうるさい」といった騒音対策には向きませんが、「自分の声をクリアに届ける」「部屋の中の音環境を整える」目的には最適です。
まとめ:2000円〜で書斎のレベルを上げよう
ニトリの吸音ウォールパネルは、「音環境の改善」と「インテリアの向上」を一石二鳥で叶えてくれる神アイテムでした。 さらに、一気に雰囲気を変えたいなら不二貿易の大型パネルも強力な選択肢です。
- Web会議の音質を良くしたい
- 書斎の壁をおしゃれに飾りたい
- できるだけ安く済ませたい
こんな方には、間違いなくおすすめです。 ぜひ手に取って、その軽さと質感を確かめてみてください。











